４０周年記念ライブ

　１９６８年７月２０日にピンキーとキラーズでデビューして丸４０年になる今年。六本木のスウィートベイジルで４０周年ライブを開くことになった。昨年１１月、銀座スウィングのバースデーライブで聞いてすぐに申し込んで楽しみにしていた。

　ＳＴＢのＨＰを見ると、ライブによっては、席は自由席だの、整理券を配るだの書かれていて、早く行って並んだ方が良いのかとか気になっていたが、マネージャー氏に確認すると、指定席になっているので大丈夫とのことで安心する。１週間程前に、マネージャー氏から「良い席をご用意出来ましたのでご安心下さい」というメールを頂き、一層、安心。
　今日も８時５５分発のスカイマークで上京。１５年来一家でお世話になっている某旅行社の添乗員さんと表参道で待ち合わせしてお昼を一緒に食べる。最近はツアーを使わないので、本当に久し振り。イタリア話に花が咲いた。
　その後、いつもの様にあちこちをブラブラして、ちゃっぴーさんと１７時４５分に東京ミッドタウンで待ち合わせして、ＳＴＢへ。今日はまた一段と寒い。風も強く凍えそうな日である。１８時５分前に会場に着くと、エントランスへ続くスロープには既に長い列が出来ていた。外には今日のライブのチラシが貼られていて、スロープにはいろんな方からのお花が届いている。キラーズ一同からのものもあった。
　１８時に開場、受け付けには事務所のスタッフがいて、私達はこちらで受け付けして貰えた。場内のテーブル配置と名前が記入された紙が渡され席まで案内される。１階フロアの一番前、ステージの前だった。ラッキー♪。
　今日は４０周年ということで、昔からのファンの方もたくさん来られる様子。２０年くらい前、陽子さんの活動があまり活発でなかった頃、私はピンキラ時代の思い出に浸っていて、ピンキラ時代のファンの方を探していた時期があった。その当時で、もうファンを辞めていた方、まだファンを続けている方、様々だったが、いろんな資料を頂いたり、貸して頂いたりしたのだった。その時に知り合ったファンの方のおひとり、年賀状だけのやりとりは続けていたが、実際にお会いする機会もなかったＦさん。今日は九州から来られるというので、お会い出来ることになり、とても楽しみにした。

＜サンスポより＞

　お仕事の関係で会場に来られるのは開場後になるとのことで、到着されるなり携帯に連絡頂き初対面となった。開演までの短い時間であったが、いろいろお話出来て楽しかった。他にも来られる可能性のある方には事前に「もし、来られるなら声をかけて下さい」と連絡していたところ、何人かの方が声をかけて下さった。最近、なかなかお会い出来なかった方もいらっしゃり、とても懐かしかった。流石に４０周年記念だ。
　１９時、「サンホセへの道」でライブ開始。今日のバックは国府弘子さんとそのトリオ。陽子さん、黒に白のストライプのジャケットと黒のパンツという出で立ちで凄く細くて素敵だった。「横綱」と言われていた４０年前が嘘の様だ。あの頃はそれもまた健康的で魅力的だったんだけど。最近のレパートリーとしてよく歌っている「ニューヨークへの想い」と「恋よさよなら」を歌ったあと、４０周年らしく歌手になった経緯を話し、師匠のいずみたくさんのメドレーを歌う。歌いながら客席を一回りしひとりひとりの客に会釈をし握手をしてまわってくれた。
　そう言えば、最近、日本の歌を聴く機会があまりないので、逆に新鮮だったりする。
　続いてピンキラのナンバーから３曲。キラーズの話も少しされていましたが、このコーナーだけでもキラーズに出て来て貰いたかったな。いくら、芸能界から引退したと言っても話くらい出来るだろうし、エンディさんなんか一応音楽やっているんだし。
　４０周年を思わせるのはこの２コーナーくらいだった。その後、ゲストの桑名正博を迎えて、２曲程デュエットした後は、また、現在歌っているナンバーに戻る。「ボーイ・フロム・オズ」で歌った「泣かないで」はすっかり持ち歌になった。この歌の力強さと優しさを聞くと元気が出て来る。「ニューヨークニューヨーク」は本当に陽子さんにピッタリの歌で、声量豊かなこの歌は聞いていて気持ちが良い。今日は歌わなかったけど、「キャバレー」と共に、ライザミネリのナンバーはよく似合っている。
　「君の友達」のデュエットも良かったな。そして、ラストは恩師・いずみたくさんの「見上げてごらん夜の星を」で締めくくった。この歌はいろんな人が歌うけど、やっぱり、愛弟子の陽子さんの歌が一番良い。いずみたくさんも愛弟子がこれだけ歌い上げてくれて、きっと喜ばれていると思う。
　