スウィング０６年１２月

　久し振りに銀座スウィングに行って来た。今まで２～３ヶ月に１度は出演していたので、まさかこんなに開くとは思わなかったので、６月をパスした為、３月以来、９ヶ月ぶりのスウィングとなったのだ。今年は、テレビドラマやミュージカルの仕事が多く、それはそれで、また見応えがあったのだが、思い切り歌を聴く機会が少なかったので、本当に今日の日を楽しみにしていた。やっぱり今陽子さんの本職は歌手だから。
　９月にはホテルを押さえ、発売と共に飛行機を押さえた。年末だから移動が大変かと思ったが、意外にそれ程でもなかった。行きは空席も目立った。１２月２８日は寒波到来との予報で、関西では積雪が心配されたが、大丈夫の様で、７時５０分に家を出て車で神戸空港へ。８時３０分には神戸空港到着。空港が小さいので、余裕で９時１０分の飛行機に乗れた。１０時３０分羽田着。何と１１時過ぎにはお茶の水のホテルにチェックイン出来ていた。家を出てから３時間３０分。新幹線より断然速い。伊丹の場合は、伊丹までの所要時間に余裕も持たなければならず、空港が大きいので、中での余裕も必要で、そうなると新幹線とあまり変わらなくなるのだが、神戸はやはり便利。空港建設には反対派だったが、出来た限りは使うことにしよう(^_^;)。
　ホテル内のレストランで食事をしている間に部屋に入れる様になったので、一旦、部屋に荷物を置いてでかける。東京は予報に反して暖かい。１４度あったらしい。都内で用を済ませ、１８時前、友達と待ち合わせ場所の有楽町へ。友達が「魂萌え！」（陽子さん出演）のチケットを買うのに付き合う。全国どこでも見られる前売りらしいが、１３００円。レディースデーなら１０００円なので、私はレディースデーに行くことにする。前売り券に陽子さんの顔でも写っていたら買うけど(^_^;)。
　スウィングへは、ライブが始まる前にご飯を食べようと、ちょっと早めに行く。予約はいつも友達がしてくれるのだが、今回は真正面の特等席だった。最近はあまり一緒には出掛けないが、３０年近く前はよく一緒出掛けた埼玉のファン仲間も、スウィングにはいつも来ていて、今回も来ていた。
　いよいよ、１９時からは１部が始まる。今回はＨＰで紹介しようと思い、曲目を全て書き記して来た。

　今日は秋満義孝さん、白石啓太さん達と一緒だったので、元々のレパートリーで、歌い上げる歌が多かった。本来の歌を聴くと、心が安らぐ。
　「ベサメムーチョ」はいつもと違って、アップテンポなアレンジで、とても良かった。「ボーイ・フロム・オズ」では、息子ピーターに語りかける様な歌が、客の胸を打った「泣かないで」。今日はひとつの曲として聴いたがで、目の前で歌ってくれたこともあり、ミュージカルで聴いたのとはまた違った良さがあった。
　１部と２部のラストは、両方ともライザ・ミネリだった。「キャバレー」「ニューヨークニューヨーク」共に凄い声量で歌い上げていた。やっぱり、ライザが好きなんだと思う。生き生きして輝いていたもの。「ボーイ・フロム・オズ」では、輝いてはいけない（？）役所だったから、本来の陽子さんの姿を出せなかったけど、ライザの歌を歌わせたら、天下一品だと思う。本当に良かった。
　陽子さんはＭＣも面白いのだけど、今日は洋物ミュージカルの訳詞は考えないといけない、日本語の歌詞ではこうなると言って歌った「ダンシングクイーン」に大笑いしてしまった。「ボーイ・フロム・オズ」での「泣かないで」がブログで評判だった話の時は、私に「ねえ」と語りかけてくれた。「もうひとりのパソコンの先生なの」とも言ってくれた(^_^;)。大阪で話したこと、覚えてくれていたのね。ちゃんと、ブログ検索出来たんだ。パソコンは凄い上達ぶりらしくて、かなり使いこなしているとのこと。なんでもやるとなったら徹底的にやる陽子さんらしい。今日は師匠の白石さんもいたし盛り上がっていた。
　話を聞いていると、言葉の端々に本当に陽子さんって勉強家だなあと感じる。音楽、芸能を職業としている専門家らしく、いろんなことにアンテナを張り巡らせ、いろんなことを勉強していて、プロだなあと感じる。テレビや映画と舞台は、表現の仕方が全く違うので、舞台慣れしている自分は、テレビや映画では苦労したという話も実演を交えてしてくれた。「明日からニューヨークへ行くの♪」と、とても嬉しそうに話していたのも印象的だった。勿論、休暇を過ごしに行くのだろうが、必ず、何かを貯金して帰って来てくれることだろう。年末年始の休暇をのんびりハワイなんかで過ごすのではなく、ニューヨークへ行くのも素敵だなあ。
　１部が終わって出て行く際、通り道に座っていた私に「いつも遠いところ、有り難うね」と声を掛けてくれた。この一言がとても嬉しいものだ。