＜スカイマーク１０８便＞
　４月下旬よりスカイマークの羽田−旭川線が就航した関係で、羽田−神戸線から３便減便となり、一番、使いやすく人気の９時前後の便がなくなった。７時３０分じゃ早過ぎるし、１１時じゃ到着が正午を回るしと思いつつ、また、今回、１４日が夜勤明けだったので、１日早く行って神宮に行こうかという思いもあって、ギリギリまで迷っていたが、一泊余分にして野球見に行くとお金も余分にかかるし、やっぱり普通通り１５日に行くことにし１１時の予約を入れた。購入はセブンイレブンで代金引換なのだが、４日後まで大丈夫と思っていたら、翌日中だったみたいで、３日後に行ったらキャンセルされていた。そして、もう、その便のスカイスペシャルは完売。そこで、まだスカイスペシャルが残っていた前日に行くか、１便遅い１３時２５分にするか迷ったが、１５日の１３時２５分で行くことにした。普通料金払えば１１時の便があったが、１２００円の差は大きい。そんなわけで１３時２５分の便にしたのだが、羽田到着が１５時前、新橋のホテルについたのは１６時前で、何か１日損した気分。新橋のサンルートはオープンしたてだったので、綺麗で良かった。夜は部屋の窓からライトアップされた東京タワーが見える。オープン記念のこの価格でなければ泊まらないと思うけど。
　この時間からではどこへも出掛けられず、有楽町まで出てアップルストア銀座店を少しウロウロしただけで、スウィングへ。今回は、白石啓太さん、仁科愛さんとのセッションなので、とても楽しみにしていた。彼等とやる時は歌い上げるナンバーが多く、本来の歌が聴けて嬉しい。今回はいつもの席が取れず。サイドになったので見にくい。特に、バックの白石さんや仁科さんが殆ど見えない。

１部
　恋よさよなら
　ニューヨークへの想い
　ニューヨークシティセレナーデ
　ブラジル（演奏のみ）
　星に願いを
　キャラバン
　（恋の季節）
　愛はきらめきの中で
　ワンナイトオンリー
　キャバレー

２部
　追憶のテーマ
　スーパースター
　マスカレード
　アランフェス交響曲（演奏のみ）
　スペイン
　Saving all my love for you
　You are the sunshine of my life
　泣かないで
　ニューヨークニューヨーク

アンコール
　明日に架ける橋

　今日は「ニューヨーク」の歌を３曲歌ってくれたのだけど、恐らく、今まで陽子さんの歌ではきちんと聴いたことはないであろう「ニューヨークシティセレナーデ」が聴けた。 陽子さん程ニューヨークが似合う人ってあまりいないと思うのだけど、この「ニューヨークシティセレナーデ」も大好きな曲なので、凄く嬉しかった。流行っていたのは陽子さんがニューヨーク留学中だった１９８１年。ライザ・ミネリとダッドリー・ムーア主演の「ミスターアーサー」という映画の主題歌でクリストファー・クロスが歌っていた。陽子さんが１年間日本にいなくて、寂しくて仕方なかった頃、ライザ主演ということもあってこの映画を見に行った。陽子さんが生活しているニューヨークの街が印象的な映画で、サウンドトラック盤も買った
　同じ頃、流行った「フラッシュダンス」のテーマ曲「What a feeling」も凄くニューヨークを感じる歌なのでまた歌って欲しい。帰国後にライブ活動やっていた頃に歌っていたけど…。
　「星に願いを」は、昔、「歌はともだち」で歌っていた。日本語でだけど。綺麗なメロディーで歌詞は解らなくても夢があって良い曲だ。その後、歌った曲、毎回歌うがタイトルが解らなかったのだけど、「キャラバン」というタイトルらしい。たまたま横に座った方が、ピンキラ時代マネージャーだった方らしくて、「『キャラバン』だねえ。この歌は難しいんだよ」とおっしゃっていて解った。長年、解らなかったタイトルが解ってスッキリした。この曲とか２部で歌った「スペイン」などは本当に難しい歌だと思う。芸術だ。
　今日はミュンヘン五輪金メダリストの体操の塚原選手が見に来られていて、「塚原さんも期待しているだろうから(^_^;)」と言って、「恋の季節」をワンコーラス歌ってくれた。譜面もないのに即興で完璧に演奏をするバックの面々は凄い。これがプロなんだな。会場全体で大合唱となり超盛り上がり。 陽子さんもここで、「恋の季節」が歌えるというのは、今の活動が「恋の季節」とは関係ないところで成功しているからであり余裕を感じた。私も、「恋の季節」を歌っていたピンキーと、今、目の前にいる陽子さんが同じ人であると感じないくらいだ。でも、会場が大合唱になるくらいの国民的大ヒット曲だったんだよね。
　先日のガラコンサートの話になったので「グッドモーニングボルチモア」を歌ってくれるかと思ったが、残念ながら今日は聴けなかった。その代わり、１１月のスウィングのバースデーライブで録り損なった「ワンナイトオンリー」が聴けた。この歌は最高だ。本当にかっこいい。そして、１部の最後はこれまた盛り上がる「キャバレー」。
　１部はＴシャツにジャージといういつもながらのラフなスタイルだったが、２部は、私はスウィングでは初めて見るワンピース姿だった。たまにこういう衣装も良いね。２部は衣装に合わせて、しっとりと「追憶のテーマ」でスタート。続いて、日本ではカーペンターズでヒットしたレオン・ラッセルの「スーパースター」「マスカレード」を歌った後、バックバンドの演奏で「アランフェス交響曲」から「スペイン」へ。この歌はほぼ毎回歌っているし、凄く好きな歌なのだけど、中でも仁科さんとの「スペイン」が一番好きだ。国府さんとの「スペイン」も好きだけどなあ〜。最初、演奏だけで「アランフェス交響曲」、これも良かった。仁科さんのエレクトーン演奏、良いなあ。聴いていて心地良いのだ。「スペイン」、歌い終えた時は、アンコールの様な盛り上がりだった。「『スペイン』なんて難しい曲をいつ覚えたの？」と言う客席からの質問に、「いつ覚えたんですかねえ？でも、１年や２年で覚えられる曲じゃないですからね。でも１０年は歌ってるかな？」とおっしゃっていた。陽子さんの様な歌唱力のある方でも１年や２年で覚えられない曲って、誰でも歌える曲じゃないってことだ。そんな歌を聴けるって凄く幸運だと思う。
　「Saving all my love for you」 は１５年くらい前かなあ〜。関西ローカル（だったと思う）の深夜のライブ番組で歌っていたのが、この間までYouTubeに出ていたけど今は消えている。この頃には既に今の活動の素地が出来ていたのだと思う。元々、ライブ的な活動の方が良かったけど。
　今ではすっかりレパートリーの「泣かないで」、この歌、本当に元気が出る。洋物ミュージカル歌は訳詞がおかしいとおっしゃっていたが本当にその通り。その中で、「泣かないで」の詩は本当に良い。人生の応援歌の様だ。これからも、この歌を大切に歌っていって欲しいと思う。
　ラストは今日も「ニューヨークニューヨーク」、仁科さん達とのセッションの時は、いつも「キャバレー」と「ニューヨークニューヨーク」をラストに歌っている気がする。この２曲は陽子さんにピッタリで、毎回歌って欲しいと思う２曲である。
　 「ニューヨークニューヨーク」だけも十分盛り上がったが、アンコールの「明日に架ける橋」で更に盛り上がってライブを終えた。「明日に架ける橋」も何度も聴いたが、今日は中でも良かった。
　 白石さん、仁科さん、そして、ベースもエレキだったし、今日は本当に気持ちの良いライブだった。ホテルに帰ってからも興奮冷めやらず、暫く寝付けなかった。今日はライブ終了後に初めて白石さん、仁科さんとお話出来た。白石さんは陽子さんのパソコンの師匠でもあるとのことなので、きっとブログとかＨＰをお持ちの筈と思って尋ねたら、今はないが７月に完成予定とのことで、出来たら教えて下さるとのことだった。お二人ともとても気さくに接して下さった。
　その後、陽子さんともお話出来て、今年の今後の活動なども教えて下さった。後半、ミュージカルが続くので、次のスウィングのライブはだいぶ先になる様だ。合間にやってくれると嬉しいのだけど。当面は「アルプスの少女ハイジ」の８月の地方公演までは、拝見出来そうにない。